隻狼で詰んだ時に見るページ
初心者による初心者のための初心者ページ
(↓急いでいる人は読まなくてもいい文章↓)
今や数ある攻略サイト、そしてYouTubeでの攻略指南動画。それらは非常に丁寧で、初心者にも分かりやすく解説されているものが多い。ゲームで詰んだ時は、とりあえずそのポイントでググってみて、出てきたページを参照して攻略するという人が大半でしょう。いい時代になったものです。
だがしかし!あえてこの高度情報化社会に異を唱える!!
そういうサイトはもう一切見るな!!!!
「えっ…!?で、でもじゃないとこれ以上先に進めないよぉ…!」
分かってる。「自力じゃ勝てないから攻略を見る」、それの何が悪いんだよ!?
攻略サイトは丁寧すぎるんだよ!
もちろん、丁寧なことはいいことだ。「攻略方法:現在調査中」だなんだと明らかに途中で飽きてるサイトなんかよりはよっぽど良いものだ。しかし丁寧な攻略サイトっていうのは(個人的には)いくつかの弊害が発生すると思うんだよね。
①見たくもないネタバレを食らう
例えば難しいボスの攻略法を見るとき。優良な攻略サイトでは、敵の攻撃パターンや、それに対するこちらの戦い方を非常に分かりやすく説明してくれます。でも自分が知りたいのはそこまでだよね?そのあとのストーリーの展開やもらえるアイテムまではまだ知りたくないよね!?「この戦闘の後に〇〇というアイテムを手に入れられるので、▢▢まで向かいましょう。そこには✖✖が待っており、△△と戦うことになります。ラスボスです」
いや丁寧すぎるわ!さすがにここまでおせっかいなサイトはそうないでしょうが、それでもこういう予期せぬネタバレっていうのは覚悟のうえでページを開かなければならない。けっこうボス一覧とかマップ一覧とかがトップに表示されてるサイトは多いし。
②その後の進行が雑になる
一度攻略サイトを見てしまうと、どうも忍耐力というものが削られてしまうような気がする。つまり、試行錯誤をしなくなる。「ちくしょう、やられた!よし、次は戦い方を変えて再挑戦だ!」から「あ、死んだ。攻略見よ」というめっちゃシンプルかつクソ雑なプレイが癖になりかねない。それ、おもしれーか…?
高い難易度とそれを克服した達成感がウリのゲームなのに、それってちょっともったいなくない?すげーそう思っちゃう。
③プライドの崩壊
たまにいますよね、ゲーム下手なくせにプライドだけは高い奴。私です。攻略を見てクリアしてもそれは結局「自力じゃどうしてもクリアできなかった」っていう敗北感を一生背負って生きていくことになるんです。虚しい勝利、どころか完全敗北です。白旗上げて助けを求めたのと同じことですからね。
つまりは攻略サイトを参考にしてクリアできてもそれ自分でクリアしたって言いづらくない?っていうことです。別に言いふらす相手もいなければ自慢できるようなことでもないんですけどね。私は人一倍そういうプライドが高いから感じちゃうことかもしれないけれど、とにかく私はよっぽどのことがなければとりあえず一周クリアするまではそういうのは(SNS等も含めて)一切見ないようにしています。どんなゲームでも。
「偉そうに何言ってんの?」って思われちゃうかもしれませんがこれ全部自分の体験談ですからね。ラスボス手前まではギリギリ自力でクリアできてたのですがそこで力尽きちゃった。で、泣く泣く攻略サイトを見ちゃったんです。…ラスボスでも簡単に勝てちゃいました。なんつー虚しさだよ…これがエンディングを迎えた男の気持ちかよ!ってね…。はぁ…見なきゃよかった。
以上の理由で、私は攻略サイトを見ることは絶対に勧めません。自分と同じ気持ちを味わってほしくないから。「でも攻略見るなって言われてもどうすりゃいいんだよ!(´;ω;`)」その責任は取る!このブログを読め!
この記事では一切ネタバレはしません。その代わり攻略方法も教えません。隻狼の基本は教える!あとは自分で何とかしろ!俺だって上手かねーんだよ!というのが私のスタンスです。
すげー前置きが長くなっちまった。まぁ、これで私のような自業自得な哀れな犠牲者が一人でも少なくなれば幸いです。
~心構え編~
・まずは操作に慣れろ!
セキロは攻撃のコンボやボタン同時押しなどはあまりないため、比較的操作は覚えやすい部類であろう。しかしいかんせんゲームスピードが速く、なおかつ敵の攻撃がかなり痛いので迅速な判断と操作は不可欠。攻撃、ガード、ジャンプ、ステップ、義手忍具…。これら全てを使いこなさねば、一流の忍びとは呼べまい。初めのうちはステップとジャンプを間違え自ら敵の刃に斬り伏せられに行くなんてこともしばしば。
しかし今作は設定からボタン配置を入れ替えられる。フロムの懐は深く、キーコンフィグはありがたい。ひとしきりデフォルト配置で触った後は、自分の使いやすいようにボタンを配置し直しカスタマイズしよう。正直デフォ配置は使いにくいことこの上ない(あくまで個人的にはだが)。
私が使っているボタン配置です。R1でダッシュなら走りながらのカメラ操作もしやすく、快適に戦場を駆けまわれます。方向キーでアイテム使用ってのもどうにも慣れなかったので、従来のソウルシリーズと同じく▢ボタンに変更。今のところ、すごい扱いやすいです。おすすめ。
操作の中でもちょっとわかりづらいのが〇ボタン長押し(私の配置の場合)で出来る「吸引」。敵のドロップしたアイテムや銭を文字通り「巻き上げ」ます。
▲わざわざ敵の近くに寄らなくても済むのがミソ
エフェクト的には風が渦巻いてるから「もしかしてタメ技?真空波とか出せちゃう!?」ってしばらくは勘違いしてました。利用価値に気づいたのは中盤あたり。操作方法読まないタイプはこういうところでつまづくぜ…。
・ロード画面は大事!
誰もが暇するロード画面。実は案外大事なことが書いてあったりする。「早く始まれよ!」と急くのではなく、たまにはじっくりテキストを読んでみましょう。本編では説明されない事項も多数あり、ロード画面もまたチュートリアルの中に含まれていると言っても過言ではない。
▲思わずへぇボタンを押したくなるような情報が盛りだくさん。待機画面だからと言って侮れねぇ…
・忍びらしくあれ!
あなたはこの世界では狼という一人の忍びである。忍びは何も、誇りを重んじる仕事ではない。闇に紛れ、人知れず殺す。誇りだなんだは侍どもにくれてやれ。
▲忍びだからこそ、ダーティープレイも厭わない。侍よ、卑怯とは言うまいな…
この一種のロールプレイがある意味一番大事で、武士道を重んじ自ら敵地に飛び込んだり、あるいは自身を騎士と思い込み華麗な戦闘をしようとするのは、この世界では命知らずの愚か者でしかないのである。確かにそれはそれで楽しいし、否定はしないけれども。
▲やあやあ我こそは…グキッ これが現実。
まぁ、そんなプレイをしようにもどんどん強くなる敵を前に、あっこれじゃだめだとおのずと気づかされるんだけどね…。やはり忍びはステルスしてのもの。
~探索編~
・地に足付けた探索を!
セキロのマップは非常に広大かつ入り組んでおり、その分迷子になってしまうことも多い。そのうえジャンプで飛び乗れる場所や鉤縄での移動など、もはや自分がどこをどう移動しているのかも分からなくなりがち。
しかし、セキロのフィールドは基本的には一本道である。一本の本筋に、飛び乗れる木々やアイテムが置かれている脇道が多少あるだけで、大概はスタートとゴールが明確に設置されているマップがほとんど。
迷ったら、鉤縄を使ったルートを進むことを一旦やめ、大地を踏みしめ一歩一歩進めてみるべし。
…ゆくゆくは鉤縄前提のステージ構成も多くなってくるんだけどね。
・よく観てよく聴け!ヒントは確かにある!
フィールドを探索していると、壁の向こう側にアイテムがあるのが見えたり、進むべき道が閉ざされていたりなど、迂回を余儀なくされる場面が多々ある。
そんな時、後から来るかと諦める前に、まずは周囲を注意深く観察してみよう。案外すぐ近くに脇道があったり、怪しい壁が設置されていたりと、謎はすぐに解けたりする。引き返す前に、掴める崖や鉤縄を射出できるポイントが近くにないかカメラで見回してみるのも悪くない。
▲檻のように塞がれた竹の奥に、形代が浮いている。匂い立つなぁ…
▲そういう秘密の場所には、すべからくレアなアイテムが置かれているものだ。宝箱って、ロマンよな
そしてまた、セキロでは敵の話し声も重要なファクトになる。盗み聞きできる敵が近くにいれば、秘密のアイテムの在処や、強敵への対処法などを会話から察することができる。敵が二人以上固まっていれば、それはほぼ盗み聞き可能の合図なので、サーチアンドデストロイの前に耳を傾けてみることも重要。
▲機密情報だろうがべらべら喋る。ありがてぇ…
もし盗み聞き前に殺してしまっても、ほとんどの敵は鬼仏で休息すれば再度盗み聞き可能になるのでご安心を。
・カチコミは計画的に!
セキロでは往々にして集団を相手取る場面も多々ある。それを前にして馬鹿正直に正面から宣戦布告を仕掛けては、返り討ちにあうことはもはや必然。
敵の集団を目撃したら、まずは辺りをよく観察することが大事。屋根の上に登れないか?隠れられる草むらはないか?張り付ける壁や、鉤縄を射出できそうなポイントはないだろうか?環境を制した者が戦いを征する。地形を味方につけられれば、それ以上に心強いものはないだろう。
▲開けた場所に敵が数人。さて、どこからどう攻めるべきか…
ちなみに、敵を各個撃破しなければならない時は遠距離武器持ち(弓や銃など)から先に攻めるのがベター。理由は、遠距離持ちの敵は比較的体力が低く、またこちらへの索敵能力も高いからである。そしてもちろん、遠距離攻撃というのはそれだけで非常に厄介という事もある。体力が少なくなり逃げようとしたところを後ろからバキューン…なんてこともよくある。なので基本的には遠距離持ちから先に沈めるのが常套。
とはいえ上記の戦闘の流れは、場合にもよりけりというのが正直なところ。近くにいる者から静かに順番に殺すべき時、最も強そうな者を優先的に殺すべき時、あるいは戦闘そのものを避けるべき時。一概にどれが正しいとは言えないので、状況を見極め、適切なルートを選ぶことが大切である。
幸いこちらには一撃必殺の忍殺がある。場合によっては一人忍殺しては逃げ、場が収まったところで再び忍殺に向かい、また逃げ…なんてのも、時間はかかるけど安全かつ確実な戦い方です。時間はかかるけど。時間はかかるけど。
・諦めも大事!復讐を胸に引き返せ!
セキロのマップは広大であり、どこをどう進むかはプレイヤーの自由。しかしルートは選べるとはいえ、明らかにこちらの成長度合いにふさわしくない難易度のステージやボスもたまにある。こっちはまだ全然能力もプレイヤースキルも成長できてないのに、こんなん勝てるか!フロムのバカーっ!
▲ボスどころか道中のザコでさえめっちゃ強い…。くそッこんなはずじゃあ!
しかしコントローラーをブン投げてもいいのは一度まで。ひとたび冷静になった後は、一旦引き返し別の道を探すか、ザコ敵と戯れスキルポイントや銭を稼ぎ、己を磨くべし。案外見落としていた脇道に重要なアイテムが落ちていたり、別ルートへの入り口があったりすることは多く、探索はいくらしてもし足りないものである。諦めない心は大事だけども、切り替えることも同じくらい大事。
序盤に貰える仏様の鈴。この時点で新しいルートが一つ増える。はてさて、序盤に手に入るからと言ってまだろくに慣れてない状態で向かってもいいものか?
弱いヤツから順に襲ってくるなんて幻想だぜ!隻狼は少年漫画じゃないからな!
~戦闘編~
・まずは死ね!
行く手を阻む強大なボス達。体力や攻撃のレパートリーもそこらの雑魚の比ではなく、彼らを初見で突破できたのなら大したもの。普通は二度や三度は当たり前に死ぬものです。
だからこそまずは死ね!死んで覚えろ!甘ったれるな!泣け!泣いて寝ろ!寝たらまた死ね!!
死の先に必ず栄光はある!!!それを信じてとりあえず死ね!
▲いつか御子様をお助けするその日まで…今はまだおやすみ、狼
・10回死ね!
初見で意味不明なほど強い敵に意味不明な技を出され意味不明な死に方をした後は、敵を観察するフェーズに入る。すなわち、敵のクセを見極めるのだ!どの敵にも攻撃にはクセというものがある。そして大技のあとには必ず隙が生まれる。チャンスをモノとするためには、まずは敵を知ることからである。
▲どんな攻撃をするのか、刀を何回振るうのか、大技を出すタイミングはいずこか…無敵な敵など、存在しないはずだ
そして計10回ほど死んだ頃。光明が見えてくるはずである。この時点でまだ敵を倒せずとも、データは十分なほど集まったはずだ。まだ集めきれてないのなら、もっと死ねばいい。どれだけ死んでも、経験値は蓄積されていく。これが死にゲーの真骨頂である。
・100回死ね!!
大抵は100回も再戦を繰り返していれば鬼の首も獲れるというもの。しかし中には、それでも勝てない異常な敵も少なからず存在する。では異常なのは誰なのか?敵か?狼か?あるいは己自身か?…どれにも当てはまる可能性はあるが、まずは…狼さんの身体力やスキルを見直しましょうね。たぶんそのボス、今挑むべきじゃないと思いますよ…。一旦気持ちをリセットして、もっと簡単なルートや取り逃した数珠玉を探しに行くべきかも。
とはいえ100という数字は決して誇張した数ではありません。正規ルートのはずなのにいくら挑んでも敗け続きな敵は確かにいます。それでもなお勝てないのなら…己を磨くしかない。マルチはないので一人で戦う他はない。問答無用、ただ一人戦い続けるのみ!
ので、以下に戦闘の基本システムを記しておきます。
・体幹を削れ!
セキロでは体幹ゲージというものがある。このゲージがまたニクいもので、ただ体力を減らすことだけが勝利という、今までのゲームの概念を根本から覆しやがるのである。
私は正直、序盤は体幹なんてまったく気にしていませんでした。「ん?なんか黄色いゲージある。まぁいいや、とりあえず体力ゼロにすれば勝ちでしょ」と敵のHPばかり気にして体幹ゲージには一切気を留めていなかったのである。これが間違いだった!!
▲画面上下部にたまに現れる謎のゲージ。これはいったいなんぞや!?
セキロにおいて脱初心者と呼べるのはこの体幹ゲージを意識し始めてからだと思う。体幹ゲージとは、ダメージを負ったり、攻撃をガード・弾いたりすると溜まっていき、マックスまで溜まりきると体勢を崩し、大きな隙を晒す。これは敵にも自分にも存在し、体力(HP)ともまた別のゲージである。
正直始めたばかりのプレイヤーがこのゲージの大切さに気付かないのも無理はないと思う。体幹ゲージはHPとは違い自然に回復してしまうので、怖気て攻撃が億劫になりがちな初心者は、それを意識する前に溜めたゲージが回復されてしまうからである。だから「敵に攻撃してもガードされてダメージを与えられないのに、こちらがガードすると謎の黄色ゲージが溜まっていつの間にか体勢を崩されてしまう」なんていう理不尽な出来事が起きてしまうのだ。
なので、体幹ゲージについて知っておくべきこと5つ。
①攻撃を食らう・弾く・ガードをすることで溜まる
体幹ゲージが溜まる条件は主にこの3つ。ちなみに攻撃をまともに食らったときは共に体力ゲージ(HP)も減少し、また、うまく攻撃される瞬間にガードボタンを押す(弾く)ことができても体幹ゲージは溜まってしまう。とはいえマックスまで溜まっても、弾きに失敗しない限り体勢を崩すことはないので、最後まで諦めないこと。
②敵と自分双方に存在する
このゲージは自身と敵両方に存在するものであり、溜まる条件は基本的にどちらも同じ。そして敵の場合は体幹ゲージを溜め切る=忍殺可能ということなので、体力を削りきらなくても殺せるのである。なんと素晴らしいシステムか。
また、上で「弾きに成功しても体幹ゲージは溜まってしまう」と書いたが敵の攻撃を弾ければ自身と敵お互いに体幹ゲージを溜められ(ただガードしているのではこちらのゲージが溜まる一方)、かつこちらの溜まりは減少されるので、ガードボタンを押しっぱなしにするよりは少し勇気を出して弾いてみるほうが有利になれる。もちろん弾きに失敗してモロにダメージを食らうリスクはあるが…それに見合うリターンも十二分に得られるということだ。
▲敵の体幹をマックスまで削れば、体力に関わらず一撃で殺せる。忍びの攻撃は、体幹を削るためにある
③ガード中は回復が早くなる
刀を構えガードをしている間は体幹ゲージの自然回復が早くなる。つまりそれだけ敵の攻撃を受け流すチャンスも増えるということだ。
ダークソウルでは盾を構えている間はスタミナの回復が遅くなったため、そのイメージで逆にガードしてちゃいけないと思い込んじゃってる人も多そう。私です。
▲ゲームを超えても影響を及ぼしてくるなんて…まったく罪なゲームよな。
④攻撃中・ダッシュ中は回復しなくなる
敵と刃を交えている間やダッシュしている間はゲージの自然回復が止まる。だから敵には休む暇を与えず攻撃を打ち続けるべきだし、こちらも無意味なダッシュは控え、距離をとるならガードの構えを取り体幹を回復しつつ敵の攻撃に備えるべきだ。
常に敵と一定の距離を保とうと無意味に周りをグルグル走り回るやついますよね。私です。分かってはいても怖えじゃんよ…
⑤体力が低い程自然回復も遅くなる
初心者が体幹ゲージをおろそかに見がちな最大の理由。チマチマとした攻撃を続けているから、敵の体力があるうちはすぐに体幹を回復され、体力を十分減らしたころにはそのまま(体幹ゲージの量に関係なく)とどめを刺せてしまうから。だから「体幹?なにそれおいしいの?」状態がしばらく続くんです。
体力と体幹は連動しています。体力が高い程体幹の回復も早くなり、低いほど遅くなる。なので体幹ゲージを有効に溜めるには、ただ刃を交えているだけでなく、隙を見つけ直接体力も減らさなければすぐに回復されてしまいます。
以上が体幹について知っておくべき基礎知識。結構奥が深いでしょ?こうもお膳立てされたシステムを利用しないなんてもったいなくない!?まあ確かに、セキロのボス戦についてアドバイスを求めても「全部弾けば勝てますよ^^」なんて無責任な(?)返事をする人は多いけれど、
こっちからしたらこれですよ。テキトーこいてんじゃねえよ!上手い人は楽に捌けていいよなぁ!(逆ギレ)
でもね、実際この体幹ゲージについての意味を知れば知るほど、それが最適解だと分かってくるんですよ…。下手に敵から距離を離してチマチマ攻撃を入れるより、ガンガン攻めて体幹を削っていくほうが早いし安定します。そして何よりカッコイイ。
とはいえ、中には体幹を削るよりも隙を見て体力を減らすことをメインに考えたほうがいい相手もいるし、そもそも戦い方が何通りもあるのがセキロの魅力の一つでもあるので無理に接近戦を挑めとは言いません。ただ「体幹ゲージ!そういうのもあるのか」と頭の片隅に入れておけばいつかは必ず役に立つはずです。
・戦い方を変えろ!
そう、セキロの戦いは体幹を削るだけではありません。確かに刀を弾き合ってチャンバラするのはほとんどの敵に有効ですが、人によってはそうではない場合もある。何より怖えし!近づきたくても近づけねぇよ!足がブルブル震えちまうんだよ!そういう人はたくさんいますよね。私です。
セキロにおいて戦い方は大きく分けて2つあります。
①近距離チャンバラ型
文字通り敵に近づき向き合って、弾きをメインに体幹を削ることを優先とした戦い方。
▲参考:vsお蝶婦人。やっぱり弾き合いはよく映えるぜ
安定はするし早いけど、それ以前にまず敵の攻撃パターンを熟知しておかなければならないのがツライ。そういう意味では上手い人がもっとうまく戦うための戦法とも言えるかもしれない…。まあ「迷えば敗れる。弾けば勝てる」というのも決して間違いではないんだけどね。
利点・早く倒せる
・戦いやすい(不意打ちを受けにくい)
・敵の体幹を削りやすい
・なんか自分がスゲー上級者かのように感じられる
欠点・敵のパターンをある程度把握しておかなくてはならない
・体勢を立て直しづらい
・なんか自分がスゲー上級者かのように感じてしまう
②中距離観察型
ダッシュやステップを使い敵と距離を保ち、よく観察しながら隙を見せたときにのみ攻撃しチマチマ体力を削っていく戦い方。
▲お蝶殿と追いかけっこ。やめてくれ!マジで怖いから!!
多分初めから体幹を意識して弾きメインで戦ってた人は少ないんじゃないかな。ダークソウルではむしろこういう敵の周りをグルグル回りながら戦うのが一番安定したから、その癖で知らぬ間にこの戦い方が身に染みてる人は多いでしょう。つくづく罪作りなゲームである。
利点・敵をよく観察できる
・「危」攻撃にも対処しやすい
・体勢を立て直しやすい
欠点・倒すのに時間がかかる
・敵の体幹も削りづらい(手数が少ないのですぐに回復されてしまう)
・不意打ちに弱い(ダッシュ中のガードは反応が遅れるため)
・敵の隙待ちになるので場合によってはすっげぇイライラする
ちなみに義手忍具も近距離での打ち合いを前提にされているものが多いので、そういう意味でもそれが中距離観察型の弱点にもなり得る。
こうして書いてみると中距離観察型はデメリットが多い気がする。しかしそこは使い分け。刀を持った人型の敵には近距離型が非常に有効だが、ステゴロ上等の獣タイプの敵には中距離型のほうが戦いやすい(私はね)。獣はそもそもガードや弾きという概念が無いので、武器を持たない敵に対しては体幹よりも体力を削っていくほうが安定することが多い。時間はかかるけど、ローリスクローリターンで安全にいきたいじゃん。
まず初見のボスや強そうな敵に出会ったら、とりあえず中距離を維持して攻撃方法を観察してみる。そこから弾きメインで体幹を削るか、攻撃メインで体力を削るかを判断すればいい。ただ、大まかに分ければ
人型:近距離チャンバラ型 獣型:中距離観察型
が私みたいなへたっぴには安定します。まぁそこは人それぞれ、敵それぞれ。
・「危」に気を付けろ!
なんかたまに頭上に出てくる「危」の文字。なにこれ?つーかそもそも敵の攻撃なんて全部危じゃね?
▲なんかいきなり変な文字出てきビビるんですけどぉ…。なんなんこれ?
「危」マークの攻撃は、文字通り危ない攻撃です。大きく分けると
・突き攻撃
・下段攻撃
・つかみ攻撃
・大ダメージ攻撃
の4つに分けられます。
突き攻撃は、ガードが出来ません。弾くことは出来ます。見切りが出来ます。
「見切り」は最初に覚えられるスキルの一つで、敵の突き攻撃に合わせ前ステップを刻めば刃を踏みつけ大きな体幹ダメージを与えられるという非常に便利なものです。
スキルポイントを1得たらまずはこれを習得しておくべき!!!なんで基本技能に無いんだってレベルで頻繁に使います。特に突きを多用する槍系の武器を持ってる敵には手も足も出ません、マジで。習得しておけば、とりあえず足は出せます。
下段攻撃は、ガードが出来ません。弾くことも出来ません。ジャンプで躱せます。
ジャンプで躱した後、敵の頭上でもう一度ジャンプボタンを押せば敵を踏み台にし大きく体幹を削れます。これは特にスキルも必要ありません。
▲相手からしたらたまったもんじゃないねこれ
ちなみにダッシュ中のジャンプは進行方向に大きく跳ねてしまうので、躱すときはスティックニュートラルでその場で跳ぶのがコツ。とはいえ、意外と難しいよなぁ…慣れないうちは踏み台にすることはあまり考えずにとにかく避けることに専念したほうがいいかも。
突きと下段に関しては、当たれば痛いもののうまく躱せばこちらの利にもなり得るのがポイント。いやらしい攻撃は逆に利用してやれ!
つかみ攻撃は、ガードが出来ません。弾くことも出来ません。見切れません。ジャンプでも躱せません。とにかく逃げるしかないです。
こればっかりは敵の出し得攻撃。しかし掴みそこなった場合は大きな隙を晒しやすいので、そこは攻めるチャンス。ここぞとばかりに攻め込め!
大ダメージ攻撃は、あまり使う敵はいませんがとにかく威力が高いです。それは特定の忍具でガード出来たり、アイテムで軽減出来たり、あるいは逃げるしかなかったりと様々ですが基本的にはこれも敵の出し得攻撃です。あまり深追いはしないように!!
以上、「危」攻撃のパターン4種です。これらを瞬時に判断し、行動を選択しなければなりません。
いや無理やんそんなん!
…いいんだよ、敵の突きにジャンプしてどてっぱら貫かれても。いいんだよ、下段攻撃に引っかかってズッコケても。いいんだよ、掴みに自分から飛び込んでいっても。ゆっくり成長していこうよ。
敵のモーションをよく見てみると、突きの場合は武器を一旦腰元に引いていたり、下段の場合は薙ぎ払う構えをとっていたり、掴みの場合は腕を振り上げて掴む準備をしていたりと、実はそれぞれ差異がある。危の文字にビビるだけでなく、よく観察してみよう。
▲槍持ってるから突きか!?いや薙ぎ払うのか!?もしかして掴んでくるのか!?はぁはぁ…ハァハァハァハァ!(過呼吸)
また、敵によっては「危」でも突きしかしてこなかったりバリエーションがない場合もあるので、まずはそういうところから慣れていこう。これだけは慣れだとしか言いようがないです。慣れればむしろラッキーチャンスに思えてきます。わざわざデカい体幹ダメージ与えるチャンスを知らせてくれるわけだからね。災い転じて福と為せ!
とりあえずセキロの基本操作はこんな感じです。これらを踏まえたうえでスキルだったり、義手忍具だったり、アイテムだったりを駆使して、物語を進めていくのです。疲れるなぁ!?でも案外、進めていくうちに自然と覚えていくことばかりですよ、上記のこと全て。
セキロはね、ほんとに面白いゲームなんだよ…。ただ、慣れるまでが一番大変なんだよ…マジで。だから「詰んだ!飽きた!クソゲー!」と放り出す前に、一度でいいからこの記事を読んでほしい。チャンバラの楽しさを見出した後は、もうズンズン先に進めますからね。頑張れ!!
以上、初心者が頑張って書いた攻略記事でした。
~おまけ~
・最終手段「ゲーム終了」
敵に囲まれたときや、ボス部屋から抜け出したいとき、あるいはどうあがいても死が目前にある時。スタートボタンの設定から「ゲーム終了」を選べば、即直前の安全なポイントまで巻き戻せます。
▲あかん、敵に囲まれてもうた…そんな時は
▲一旦タイトルに戻ってやり直せばこの通り。敵は元の位置に戻ります
ゲーム終了で巻き戻るもの。
①狼の位置②敵の配置③敵の体力や発見状態
巻き戻らないもの。
①使用したアイテム②罹っている状態異常③体力や回生できる回数④倒した敵
つまり使用したアイテムはどうやっても取り返せないし、状態異常も治せないが、とりあえず危地から脱することは出来るということです。それは本来は抜け出せないボス部屋においてもおんなじ。
だから、例えばボスと戦っていて「うわ、敵の体力全然減らせてないのにもう瓢箪切れちまった」なんてときは殺されるよりはゲーム終了してタイトルに戻ったほうがいいということです。デスペナ回避できるからね。
とはいえこれは(仕様とはいえ)明らかにズルっこなので、お勧めはしません。でもあまりに死にまくってそのたびペナルティ払って鬼仏に戻されるよりはね…精神的にね。
本当に最終手段だと割り切って利用したほうがいいです。まぁ私はバンバン使いましたけどね