「コレジャナイ感」との付き合い方。
壊故獣コレジャ・ナイカンの討伐【難易度★★★★★★★】
こんにちは
ついにデモンズリメイクの全貌が明らかになってきましたね。PS5の予約もついに始まり、いよいよ新世代が目先に近づいております。
さて、既に視聴済みの人がほとんどでしょうが、まずはこちらのゲームプレイ映像をご覧ください。
いやぁ~、グラフィックめちゃめちゃ綺麗ですね!!しかもロードはほぼなし、操作性も問題なさそう!
これはもう今からめちゃくちゃ期待度が…ん?
……チガウ…
な…何か頭が…
コレジャナイ…
こ、こいつ脳内に直接…!?
コレジャナイ!!!!
…どうでしょう。もちろん純粋にめっちゃ楽しみ!と言う人がいることは否定しません。けれど、けれどね。何か…何かこう、なんか違う感が沸々と湧き上がっている人も、少なからずいるのではないかと思います。それこそが、リメイク作品に必ずと言っていい程纏わりついている「コレジャナイ感」なのです。
皮肉なことにこの感覚は、原作のゲームが好きだったからこそ、やりこんだからこそに生じる物であり、それは作品への期待度と比例しています。つまり、愛しているからこそ故の「否定」なのです。実物を前にして、リメイクへの期待は…砕かれたのだ。原作愛に、あるいは思い出補正に…。
(もちろん、当時からやりこんでるうえで普通に正当進化として受け入れてるファンも数多くいますけどね)
ゲーム自体は楽しみ。だがしかし、このコレジャナイ感を胸に秘め、いちいち難癖付けながらプレイはしたくない。かといって買わないという選択肢もない…。
ボクらは一体、どうすればいいんだ…?
―――――――
じゃあ逆に、そのコレジャナイ感の出どころはどこなんだろう。デザインが違う…BGMが違う…パッケージが気に食わない…
(………)
そうだね、やっぱり原作から変わった部分があると不安だよね…。
でもね、そうじゃないんですよ。コレジャナイ感の発生源っていうのは…。
「え…?動き…?」
違います。
「雰囲気…?」
違うねぇ…。
「じゃあ…オープニング……?」
違うんだよなぁ…!!
もう、分かってんだろ…?
コレジャナイ感の発生源…それが常に居座ってんのは…
お前の…お前の…!!
(この画像使いたかっただけ)
つまり!コレジャナイ感を感じた時、我々は常に原作との相違点を探しているのである!それもヒジョ~に上から目線で!!!
デザインが違う。コレジャナイ!BGMが違う!コレジャナイ!!声優が変わった!!コレジャナイ!!!
何様だテメ~は!!!!!
…っていう話なんですよ。実際のところはね。
結局のところ、ゲーム内での何がどう変わったかというのは本来些細な問題でしかなく、それを受け止める我々の魂の問題なんですよ、コレジャナイ感との付き合い方っていうのは。
つまるところ、
コレジャナイ感
=魂の汚染
=
分かるかい?リメイクを前にしてコレジャナイ!コレジャナアァァイ!!と叫ぶ人間はもはやデーモンなわけですよ。それこそがデモンズソウルなわけですよ!
綺麗にオチがついたな。ワハハ!
―――――――
けどね、それでもやっぱり、コレジャナイ感っていうのは常に付き纏うものなんですよ…。頭では個人の考え方の問題だと理解したつもりでも、魂が受け付けない。なぜなら私はデーモンだから。それだけは如何ともしがたい…デーモンだから…。
じゃあどうするか。
無視すればいい。
簡単な話。
リメイク作品を原作と切り離して考えればいい。雰囲気が似てる新作。なんか昔遊んだ気がするけどそれは気のせい。わざわざ原作と比較してしまうから、コレジャナーイと思ってしまうわけです。
幸いなことに、デモンズソウルは2009年発売の作品。もう11年も経ってる(マジで?)。11年も経ってれば、もうほとんど新作でしょう!!記憶も朧気なんだから、無理に当時を思い返す必要なんか一切ないんですよ。メリットもない。
だから、リメイク発売前にちょっと復習しておくかーとPS3を引っ張り出したり、プレイ動画を見てみたりするのは絶対にお勧めしません。やめとけって!絶対コレジャナイ感が増すだけだから!!
え?今も現役でバリバリ遊んでる?…コレジャナイ感探しも逆にアリなんじゃない?
つまるところ、コレジャナイ感というのは我々個人の問題であり、ある程度操作できるものなのです。制作会社に罪はない。どれだけ原作からかけ離れたゲームを提供されようと…バグや欠陥だらけでまともに遊べなかろうと…それを受け止める我々の度量の問題なのです…(自分に言い聞かせてる)。
けどまぁ、私自身、発表された動画を見ただけでもコレジャナイ感はバリバリに感じております。「邪魔は致しません、致しませんとも」と善人面をしておいて、いざプレイを始めるとたちまちに攻撃を開始する。潰してェ~…。
けれども、いや、だからこそ、この厄介な小間使いとも上手く折り合いをつけ、新鮮な気持ちでプレイをしたいのです…。それを完全に消し去ることは不可能でしょう。でも、ある程度抑えることは出来ます。原作との違いに敏感になり、ましてやそれをむやみに採り上げ、不当な評価を下すことの無いよう、私はただ神に祈るのみなのであります…。
𝑈𝑚𝑏𝑎𝑠𝑎.