竜の神秘

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ダークソウルにおいて竜とは単なる敵の一体ではなく、物理的にも神秘的にも大いなる力をもった存在として描かれている。彼らはいったい何者なのか?彼らの何が戦士たちの心を掴むのか?自分なりに考えてみました。

 

 

★「古竜」と「飛竜」

一口に竜といってもその分類は大きく二つに分かれる。

そもそも3には古竜は登場せず、出てくる竜はある一体を除き全て飛竜である。ではこの二つは何が違うのか。

 

・古竜

その出生は無印ダークソウルの始まりよりはるか昔の時代にさかのぼる。最古の光の王グウィンらが登場する神代よりもさらに昔、ダークソウルにおける生命の始まりとも言ってもいいくらいの起源的な存在である。

さらに「古い時代 世界はまだ分かたれず、霧に覆われ 灰色の岩と大樹と、朽ちぬ古竜ばかりがあった」ことから、古竜とは生命というよりむしろ自然に近いものなんじゃないだろうか。後に現れる不死者とはまた別の本物の不死、永遠に生きる存在。しかし悠久の刻を生きる彼らにも、現実で隕石により恐竜が絶滅したように、滅ぶきっかけとなる厄災が降り注ぐ。

それが火である。火と共に差異がもたらされ、熱と冷たさと、生と死と、そして光と闇とがこの世に顕現し、竜の独壇場であった世界は一変することとなる。生命が生まれたのはこの瞬間であり、やはりそれ以前から生きていた(というのも語弊があるが)古竜たちは命を持たない無機物に近い存在であったということだろう。

そしてその時生まれた強大な生命が、無印時のボスであり殺害の対象となる太陽の光の王グウィンイザリスの混沌の娘たち最初の死者ニト、そして誰も知らぬ小人の四人である。彼らの強大な力は古竜にさえも匹敵し、生命の権利を争い全面戦争となった。彼らの力の残滓はそれからさらにさらに遥か遠い未来である3の時点でも残っており、どれほど強大なものだったか窺い知れるだろう。

かくして火の力により生死の区別ができてしまった古竜は不死の力が弱まり、さらに古竜の異端者ウロコのない白竜シースの裏切りにより古竜は敗れ、火の時代が始まるのである

つまり古竜は物語の始まりの時点で既にほぼ絶滅状態、ほんの僅かの生き残りが存在しているのみであった。

 

・飛竜

同じ竜でも古竜とは別物である。飛竜とはつまり古竜の子孫であり、明確な区別は不死の源であるウロコを持っているかいないか。いや、ウロコを持っているかというよりはウロコに不死の力が残っているか、と言った方が正しいだろう。古竜の不死の秘密はそのウロコにあり、それを持たないつるっパゲシースはだからこそグウィン側に寝返ったのである。ちなみに、無印時点で僅かばかりの古竜の生き残りである石の古竜倒すことが出来ない。全盛期の神々の力でやっと倒せるくらいなのだから、たかがプレイヤー一人の力ではどうあがいても不朽の身体は崩せないということなのだろう。

3の時点で古竜は既に絶滅していると思われ、現在残っているものはほぼ飛竜である。そう考えれば、古竜の頂に出現するボス「古の飛竜」というのも、飛竜の中では古参だが古竜には到底及ばないということを強調してのネーミングであるかのようにも感じられる。

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▲脳天チョップで即死するのももしかしたら既にガタが来ていたから?

さらにその飛竜でさえも至る所で朽ち果てており、竜という存在そのものが危うくなっているようだ。

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▲今まさに朽ちようとしている飛竜の亡骸。その体からは灰が飛散し、生命の終わりを感じさせる

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▲竜の亡骸の最果て。まるで石や木のように枯れている

しかし流石は不死身の古竜の子孫であり、生命が尽きた後も決して崩れ去ることはない。不死の力の末端は今なお残っているようだ。

 

 

★「竜狩り」時代からの変遷

古竜は前時代の敵であり、人の世界の礎を築いたグウィン一派に対する敵、言うなれば全世界の敵だとも言えるほどの憎むべき相手である。その子孫の飛竜でさえも憎悪の対象には変わらない。

その世相はダークソウル世界における「竜狩り」の文化から見て取ることが出来る。竜狩りは神代においてある意味ポピュラーな文化であり、それだけに高い実力が求められた。もっとも代表的なのは竜狩りオーンスタインであり、彼の戦い方や武器は竜に対するためのそれである。

しかし竜狩りというのは彼の二つ名というよりも役職の名であり、他にも竜狩りの部隊に就いていた者は複数いたようだ。いや、そもそもダークソウルの始まりは古竜軍との戦いであり、言ってしまえば竜狩りの技術は戦争の前提となる戦法でありその戦争に参加した当時の神々は皆竜狩りであったとも言えるのだが。

しかし役職としての竜狩り、その部隊の隊長であり、また初代竜狩りであるのがグウィンの息子無名の王である。また3のボス竜狩りの鎧を見るに、グウィン率いる黒騎士部隊のように皆一様に同じ防具を着て同じ戦法を取っていたのかもしれない。そのなかでも槍一本で臨んだオーンスタインはむしろ異端であり、それだけに特別な高い階級にいたのだろう。無名の王とその筆頭騎士オーンスタイン、そして竜狩りの部隊は古竜の生き残りや飛竜相手に無双を誇り、竜狩りの名は後世に残ることとなる。

しかし無名の王の裏切りはここで起きるあの竜狩りの戦神がその敵と手を組んだというのだから神の世界では皆一様に絶句しただろう。結果無名の王は神の座もその名前さえも剥奪され、追放される。もしかしたらオーンスタインが役職ではなく二つ名としての「竜狩り」の銘を与えられたのもこの時かもしれない。竜狩りの銘は元は無名の王のものであり、それがいなくなったから繰り上がりで名乗ることを赦された、という設定であれば、竜狩りという二つ名もあるいは本人には不名誉な称号であるかもしれない。

この裏切りを契機に竜への認識は少しずつ変わることとなり、そしてそのきっかけは皮肉にも竜狩りの筆頭戦士であり最古の王グウィンの息子によるものであった。

また、「古竜は既に絶滅している」と前述したがおそらくただ一体のみ現存しているようだ。それが無名の王の相棒の古竜、嵐の王である。

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嵐の王は無名の王の裏切り当時から生涯をかけた相棒であり、となるとやはり古竜の生き残りである可能性が高い。もっともそれもゲームの進行上倒されるべき存在であり、つまり古竜という種族そのものをこの世から消し去ったのは紛れもない主人公であるのだ

 

「敵として戦っていながらもその後同盟を組む」という流れは無名の王だけでなくもう一例ある。ロスリック騎士である

彼らも無名の王と全く同じ、竜狩りをしていながらも後々同盟を組み相棒として戦場に出向いていたのである。だから彼らの武器や由来のアイテムには竜に有効な雷属性を持つ物(ロスリック騎士の大剣、雷壺)と雷属性から竜を守るための物(ロスリック騎士の盾)の両方が存在している。矛盾したその属性はこのためである。

また、彼らは個人として竜と手を組むのではなく、騎士団全員が竜の同盟者として戦場を駆け回っていたようだ。城内には飛竜のための練兵場も作ってしまうくらいだし、戦力としての確信と相棒としての絆は相当なものであったことが窺える。そして実際に騎士と飛竜のコンビは戦場においても強力で、流れ着くもの全てを征していたらしい。

しかし彼らの現在もまた無名の王のそれと重なる。絶大な力を誇ったロスリック王国でさえも今は亡者の巣となり、飛竜も朽ち果てあるいは人の膿に寄生されもがき続けるのみ。

竜の力もまた、全盛期とは比べ物にならないほど矮小なものへと堕ちてしまったようだ。

 

 

★竜の敵対者と同盟者

明確に竜と敵対し争いをしていた者と、竜と同盟を組んだ者、あるいは憧れや夢を抱いている者を簡単に分けてみた。

 

敵対:薪の王グウィン 無名の王(過去) 竜狩りオーンスタイン ロスリック騎士(過去) 竜狩りの鎧 白竜シース 鷹の目ゴー 「岩のような」ハベル

同盟無名の王 ロスリック騎士 脱走者ホークウッド 妖王オスロエス 竜血騎士 鷹の目ゴー 竜騎兵 ハベルの戦士の末裔

 

補足すると、

竜狩りオーンスタインは竜狩りの名の通り敵対していたものの現在は無名の王を追い行方を眩ませる。おそらく死亡済み。

鷹の目ゴーは大弓を用い竜狩りに加担していたが、その実竜たちにある種の尊敬を抱いていた。

竜血騎士は竜の血に救いを求め侵攻を決意。なので結果的には敵対ですが目的という意味では憎しみの対象ではないので同盟側に。妖王の庭の向こうで座禅も組んでるしね。

ハベルの戦士に関しては「『岩のような』ハベル」をハベル戦士の元祖とし、「ハベルの戦士の末裔」を3に登場するハベルの戦士として記述しています。つまり3に登場する者はハベル本人ではありません

ハベルは古来グウィンの友であり、またその武器の説明や特性から「大竜牙」は本物の古竜の牙そのものだと思われる。なので元祖ハベルは敵対していたものとしますが、現ハベルは登場エリアやその佇まいから竜に憧れを抱く者であると予想し同盟側に加えました(あくまで予想)。

 

こうして見比べてみると、敵であるはずの竜なのに尊敬の念を抱いている者は意外と多いことが分かる。もっとも神代以降のただの人々は当時の戦争も知らないひよっこであろうから、そんな昔話などには興味がないだけかもしれないが。それでも当時戦争に参加していた無名の王や鷹の目ゴー、敵対から同盟へと変化した無名の王とロスリック騎士など、単なる敵以上の関係が表れているように思える。

彼らが竜に憧れを抱くのはなぜだろうか?

 

 

★精神世界における竜の存在

巨大な体躯と強大な力を持つその姿とは裏腹に、特に3では単純なイメージを超えた、精神的なモノであるかのような一面が強調されている。言うなれば外面的な力強さだけではなく、内面的な進化を促すものということだ。

竜の神秘の登竜門、古竜の頂の入り口はイルシールの地下牢にあり、そこでは崩れた竜体と戦士たちがジェスチャー「古竜への道」をしている。彼らはロスリック騎士とロスリック兵士と傭兵(素性:傭兵の初期装備…のようだが微妙に防具の背中のデザインが違う)であり、生死は分からないが置物ではなくまぎれもない人間である。

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▲殴られても起きない

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▲傭兵の顔に注目。既に死んでミイラになっているのか亡者のまま生きているのかは定かではない

でも亡者特有の目のダークリングも見えないし死んでるのかな。とにかく生きてるにしても死んでるにしても、ジェスチャーのまま動かないというのは異常である。

ジェスチャー「古竜への道」はまさしく仏教の座禅そのものであり、その目的は精神統一である。「竜が精神的なもの」というのはそういう意味だ。さらにここでジェスチャーをしていればムービーが入り古竜の頂に立ち入ることが出来るのだが、そのムービーでは「座禅を組むプレイヤーから遠めに古竜の頂の麓が見え、うなだれるとともにキエエエという鳴き声と共に暗転しロード画面に入る」という演出がなされる。つまりこれは夢の世界への侵入?古竜の頂はそもそも精神世界での話なのか?「キエエエ」という鳴き声が古竜の頂に入ったという合図なのか、実際に竜に連れ去られたのかは定かではないが、とにかく演出としては座禅を組みプレイヤーがうなだれる(寝た?)ところから始まるのである。

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とはいえ本当にプレイヤーの妄想であったら無名の王もオーンスタインの末路も何もかも無駄な考察になってしまうので避けたいのだが、あるとすれば全世界の神と人間(もしくは竜に何かしらの感情を持つ者)の心の中に共通して存在するある種のイメージの具現化というところだろうか。そこには蛇人が住みつき(あるいは妄想から抜け出せなくなった人間の末路か)、無名の王やオーンスタイン、ホークウッドも何らかの形でここに到達していたのだろう。

さらに根拠となるのが古竜の頂に無数にある石の置物

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石が重ねられ、触ればすぐに崩れてしまう物だが、これはおそらく賽の河原の石積みを模した物だろう。

賽の河原

積み石
~賽の河原は、親に先立って死亡した子供がその親不孝の報いで苦を受ける場とされる。

そのような子供たちが賽の河原で、親の供養のために積み石(ケアン)による塔を完成させると供養になると言うが、完成する前に鬼が来て塔を破壊し、再度や再々度塔を築いてもその繰り返しになってしまうという俗信がある。

~しかしその子供たちは、最終的には地蔵菩薩によって救済されるとされる。ただし、いずれにしても民間信仰による俗信であり、仏教とは本来関係がない。

 

Wikipediaより引用)

引用元がWikipediaで申し訳ないですが。

これもまた仏教の三途の川思想の延長線にあるもの。この伝承が元であるならば、長い道のりの果ていずれは竜になれると信じ蛇人たちは石を積んでいるのかもしれない。そして古くから石積みとは慰霊や精神統一を図る儀礼であり、ここにも竜と精神の結びつきが感じられる。

 

・心に根付く

一般的に「竜」、「ドラゴン」「ワイバーン」というと強くてカッコイイというイメージが真っ先に浮かぶだろう。それはダークソウルの世界でも間違ってはいないだろう、竜に憧れを抱く者はそういった感情は少なからず持っているはずだ。カッコイイ、強そうという子供じみた妄想の延長線にあり、自分もそうなりたい、強い力が欲しいという心の支えにもなっているように思える。

ホークウッドがいい例である。おそらく彼はただ純粋に竜に憧れを持ち、それは子供の夢と同系統の偶像でしかないのだろう。しかしそんな単純な希望であるからこそ彼の原動力となり、ニート脱却の力の源足りえたのだ。そして実際に執念の果て古竜の頂へとたどり着き、完全な竜の似姿を得るまであと一歩のところまで及ぶに至った。心折れたのもあるいは果てない竜への旅路によるものかもしれないが、やはり最後はその信じ続けてきた竜のおかげで立ち直り、夢のために死ぬことが出来た。

竜信仰は多くの時代、多くの場所で戦士たちの心をとらえた それは彼らが、言葉を求めぬからだろうか

屈強な戦士ほどより強い存在に惹かれるものだ。竜は武の象徴として、戦士たちの心に深く根付いているのだろう。

 

・「小さな竜」にはかなさを見た

竜は今まさに消えかけの存在であり、その命はまさしく風前の灯である。竜狩りの誇りも、大いなる竜に対する自分という相対的な価値観の元あったものだろう。では竜を根絶しきった後には何が残るのか?自分はアイデンティティを保てるのか?竜狩りの始まりはたかが戦争の相手がたまたま竜だったというだけでしかなく、手段が目的に成り変わっているのではないか?

大いなる存在であった竜を相手に、それさえも凌駕してしまった竜狩りの戦士たちは、やがて竜に対し憐みにも似た慈愛の情を抱くようになったのではないだろうか。また、現在竜は朽ち果てる運命にある存在であり、それもまたあまりに大きかった存在が消えかけているという無常観に心惹かれる者もいるだろう。

古竜の頂に佇むハベルの戦士の末裔は、おそらくそういった念に駆られているのだろう。古竜と戦い、その牙を折ったハベルの祖。その武器を受け継いだ彼だからこそ、目の前で果てる飛竜の存在に想うところがあるはずだ。

これに関しては、鷹の目ゴーの台詞に全てが表れているように思える。

高揚も、名誉も、恨みも、憎しみも すべてあれらと共にあったのだ

…貴公にも、やがて分かるだろう

夕暮れには、手前勝手な感傷をしかし抑えがたく懐かしむのだと

 

 

★竜信仰の異端 妖王オスロエス

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ロスリックの血の営みに発狂したロスリック兄弟の父親。その後彼は白竜シースの陰を追い、自らも竜人へと変貌してしまう。

彼は正確には竜への信心というよりも竜という存在そのものに目をつけていたのではないだろうか。竜の強大な力に目をつけ、それを利用しようと目論んでいたのではないだろうか。

彼が追いかけていた竜の力として考えられるものは以下である。

 

①絶対的な強さ

竜とは武の象徴であり、戦士の目指す姿そのものである。竜の力を取り込み、そしてそれが末子オセロットのためであるならば、血の営みも薪の王の運命さえも凌駕する絶対的な強さを得られるのではないだろうかと考えた。それは武力的にでも神秘的にでも、とにかく血の問題や王の資格などでさえも比べ物にならない圧倒的な力を得ることで、それらの問題を代替的に解決することが出来るのではないかという考えに至った。

 

②信仰対象としての信望

竜を信奉する者は多くおり、また敵対から同盟へと扱いが180度変わる者もいる。彼が抱えるロスリック騎士団はまさしくそれであり、上から見ていた彼は当時から疑問に思っていたのだろう。なぜ狩りの対象である竜と仲良くしているんだ?竜は人を引き付ける何かを持っているのか?

今私が疑問に思っていることをそのまま、オスロエスも感じていたのだろう。そしてその疑問を追いかけているうちに、その答えを明かせたか否かは別として、自らが竜となれば今ある飛竜と同様に信仰を集められるのではないかと考え付いた。そしてその竜である自分の子供もまた竜の力を持っていると考え(実際はオセロットが生まれたのはオスロエスが発狂する前であり、後付で竜の力が得られるとは考えにくいのだが)、その力を利用しようとしていた。

 

③白竜シースの結晶の力

ソウルと結晶の力、そして魔術とは密接な関係にあり、それを見出した「ビッグハット」ローガンはさらに白竜シースに見え蒙を開き、結晶と魔術の結び付けに成功し伝説となった。

つまり結晶とはソウルをより強め、質を高める効果があるということだ。その力を利用し人為的にソウルを磨き上げ、人工的な薪の王を作ろうとしていたのではないだろう

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「竜の御子」とはつまりシースの力、結晶を結び付けより強くなったソウルを得た子供ということなのだろうか。

また、シースの行動は人目には狂気的で理解しがたいものであるが、その飽くなき探究心と同胞を裏切る野心には学者であるローガンやオスロエスにはむしろ魅力的に映ることもあっただろう。だからこそシースの狂気に囚われ、人外的な力を得るにまで至ってしまったのだが。

 

しかしオスロエスの行動には矛盾が多く、本人が既に狂ってしまっているので、そもそもオセロットなど傍には存在せず、一人芝居を演じているだけの可能性もある。彼の一連の行動も、オセロットのためを思ってのものではなくオセロットの竜の力を自分のために利用しようとしているということもあり得る。とにかく謎の多い存在なので、DLCでの補完が期待される。

 

 

★まとめ

竜と戦士というのは古くから強い結びつきがあり、彼らがそれに憧れるのもまた「戦士だから」と一言で片づけた方がよい事柄なのかもしれない。下手に理屈付けるのも、それはそれで野暮というものだろう。

また、その他の竜に関連する生物、蛇人なりそこないもまた、竜に対する強い羨望を持っている。

蛇人、もとい蛇は竜の出来損ないであり、それゆえに竜への強い憧れを持っている。むしろできそこないとはいえ何の関係もない人間よりは種族的に竜に近いとも言え、だからこそいつかは竜に慣れると信じているのである。がんばれ。

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▲もっとも今の時点で相当強いと思うけどね

なりそこないは自らが竜であると信じ、それを誇りに思っている。どう見ても竜には見えないが、まぁ、本人が満足ならそれでいいだろう。

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▲小さいとはいえ翼と尻尾も生えている。竜の力の残滓がこんな異形に生まれ変わるなんて…

人間以外の生物でさえ共通した竜への夢を抱いているのだから、その人気は計り知れないものだ。

戦士たるもの竜こそが頂点であり、超えるべき存在であり、また相棒であるのだろう。そういった目指すべきものがあってこそ、戦場に出られるというものだ。竜とは言葉を交わせないからこそ、なまなかには到達できないからこそ、精神を支える礎足りうる存在になる。竜の神秘とはまさしくそこにあるものなのである。

 

 

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