騎士狩りゾリグ・黒鉄のタルカス
黒鉄仲間のお二人。どっちも脳筋
騎士狩りゾリグ
Knight Slayer Tsorig
・装備
右:煙の特大剣(重量25.5・筋50S 技10E)
左:黒鉄の大盾(重量14.5・筋32D)
防具:黒鉄一式(重量38.6)
指輪:騎士狩りの指輪(重量0.9)、緑化の指輪(重量0.7)
総重量:80.2
・体力の目安(その他の指輪や松明などの重量は考慮していません)
軽ロリは不可
中ロリ
素:75
寵愛:70
ハベル:59
寵愛ハベル:55
どっすん
素:41
寵愛:37
ハベル:30
寵愛ハベル:26
・備考
実体・白霊・闇霊と姿を変え、プレイヤーを助けたり、殺したり、感謝したりとぶっちゃけ何がしたいのか分からないこの人。いや、ある意味現実世界のプレイヤーに一番近い思想の持ち主かもしれないな…。
しかしその性格は非常に猛々しいもの。おそらくはタルカスの遺体から剥ぎ取ったであろう黒鉄の大盾と黒鉄装備に身を包み、元は煙の騎士(反逆者レイム)のものであった煙の特大剣を携え、さらにエス・ロイエスの守護騎士から指ごと抜き去ったという騎士狩りの指輪(旧名白の戦士の指輪)を嵌めているというまさしく騎士狩りの名にふさわしい悪逆非道の賊っぷりを見せつけている。こんなやつが白サイン出してても信用できんわ…。
さらに特徴的なのは殺された時のジェスチャー「感謝を!」。ゾリグのコスプレする際は、白霊で召喚された時、ホスト・闇霊を倒した時、何かアイテムを貰った時、とりあえず感謝しておけばいいロールプレイになるかもしれない。本人は絶対馬鹿にする目的だけどな!
▲「お前の死体からはがっぽり稼いでおくぜ!ウヒャヒャヒャ!」的な?
あれ、どこぞのハゲ頭と若干被るような…。
また、彼のジェスチャーのタイミングは正確にはホストを倒したときではなくホストの体力を1以下にしたとき。つまり奇跡「惜別」でなんとか耐えた場合、まだ殺し切っていないのに余裕の感謝という抜けた一面を見ることが出来る。マヌケというか、詰めが甘いというか…。
▲き、気まずい…。ホストを倒したと思ったら偽りつけた同僚闇霊だったくらいの気まずさがあるぞこれ。
ちなみに実体ゾリグと白霊ゾリグは戦い合わせることが出来る。どういうことだこれは…。まさかドッペルゲンガー?出会えばお互い消滅するはずじゃあ…。
▲激戦の末、勝者は…!!
▲ゾリグー!!おめでとう
また、ゾリグに限らずどのNPCにも言えることだが誘い頭蓋が有効。投げた地点に一目散に駆け寄る習性あり。特にゾリグの場合は溶岩でさえもお構いなしに駆けつけるので、そのまま焼け死ぬこともままあり。どんだけドジッ子なんだ…かわいいとこあるじゃん。
▲心頭滅却すれば火もまた涼し?
装備はまさしく重戦士の見本ともいえる装備。ホストや白の猛攻を耐え一網打尽にするその姿はまさに脳筋の鑑。まあ、それはNPC特有の超火力と超耐久あってのものなのだが…。実際に装備するとなると重すぎる重量のせいでほかのステータスが狭まりがち。だがそれだけに上手く扱える人が映える装備でもある。
煙の特大剣:
まずそのネーミングからだが、「なんでこの武器だけ"特大剣"?他のは全部"大剣"じゃん」という疑問が生じるかもしれない。それはこの武器の初出が2であり、また2では殆どの武器がカテゴリごとに「~の特大剣」「~の大槌」と固定されていたからである。しかし無印と3からの武器はその武器の元の持ち主を主観としてサイズを測っているため、カテゴリが特大剣でも「~の大剣」であったり、同じ短剣カテゴリでも「大短刀」(「鴉人の大短刀」)の名称が分かれていたりするわけである。
分かりやすい例でいえば「黒騎士の剣」と「黒騎士の大剣」。これらは名称からは「直剣と大剣かな?」と思ってしまうが、実際はそれぞれカテゴリ重量がワンランク上の大剣と特大剣である。つまりプレイヤーからすればどちらも巨大な剣であるが、持ち主である黒騎士本人からすればそれなりのサイズの剣であったということだ。2ではプレイヤー視点、3では持ち主視点で名称が定められていると考えれば分かりやすい。
能力面ではあまり期待できない。というのも発売初期に各地で暴れまわった反動で超弱体化されたからである…諸行無常、栄枯盛衰。かつての栄光も今は形無し…せっかくの筋力Sも最終的な攻撃力はあまり伸びず。
さらに両手持ち時は戦技も含め突き、振り下ろし、切り上げと前方一直線にしか攻撃範囲が及ばないので使い勝手が悪い。片手持ちであれば通常攻撃で振り回せるので、うまく使い分けなくてはならない。
しかし火力と攻撃範囲は劣るものの、利点は他にある。
一つは攻撃属性が打撃であること。多くの強敵は鎧を身にまとっており、その弱点は共通して打撃である。特大剣の基本的な攻撃属性である「標準」属性は得意も苦手もないオールマイティな属性ではあるが、「打撃」を得意とする敵は少なく、攻略に有利な属性であると言えるだろう。
さらにこの武器の最も光るアピールポイントは武器自体の防御性能の高さである。どんな武器でもせいぜい半分カットできれば上々である中、この武器は各カット率が物理80.0 魔力55.0 炎65.0 雷60.0 闇65.0 受け値55と武器ガードにしては破格のカット率と受け値を誇る。この性能は生半可な中盾を遥かに凌ぐ割合。ゾリグコスでなくても、盾を捨ててこの武器一本で矛となり盾となる守護戦士プレイも男らしくて頼りになれそうな感じ。デザインもまさに鉄板そのもので無骨でカッコイイし。
とはいえ、ゾリグは既にそれ以上の大盾を持っているので、コスプレ的には少々無駄な数値ではあるのだが…。
黒鉄の大盾:
炎属性に強い大盾。そのカット率は83.0。
しかしこの盾の神髄はそれだけに止まらない。強化素材が通常鉱石なので、つまり変質強化でさらに炎属性に強くすることが出来るのだ。最終的にはほぼ全カットと言えるくらい伸びるので一考の価値あり。しかしながら変質の仕様上受け値は伸びなくなるものの、それでも大盾だけに64と高いままであるので対炎を極めるか受け値をとりオールマイティーに扱うかは個人の使い方次第。いっそ二つ作って相手によって使い分けるのもあり。
攻略:〇
受け値の高い大盾に打撃でリーチのある特大剣。機動力こそないものの囲まれてもまとめて薙ぎ払える力強さはとても強力。
しかし高周回となると話は別。そこら辺の雑魚の一撃でもかなり痛くなるので、重装を活かして耐えつつ攻撃というのがかなり厳しくなる。攻撃の振りの遅さもあり、囲まれた時点でもう死は見えていると言えるかもしれない。今作は重量防具にしてもさほどカット率が高まらない仕様もあり、前作までのような重装のメリットは感じられづらいかも。
また、筋力を50まで振れば片手で扱えるようになり、盾を持ちながら範囲攻撃もできるようになり(振り回す攻撃は片手持ちR1のみ)扱いやすさが格段にアップする。しかし両手持ち時でもガード性能は高く火力も上がるので片手・両手どちらにもメリットがある武器だと言える。
対人:△
大盾を持っていることもあり、防御面に関してはかなり堅い。特に炎耐性は盾、防具ともにかなり高いので、特に呪術師に対してはリーサルウェポンたりうる堅牢な装備。使用者の多い火炎壺に対しても効果は絶大。
しかし呪術師に限らず、大盾持ちに対して相手のとる行動は蹴りを交えながら小型武器で殴りまくるか状態異常や呪術以外の魔法で上から削るか無視するの三つに分かれるのが殆ど。大型武器で殴りに来るのはあんまりいない。来たら来たで後出しスーパーアーマーで返り討ちにできるのだが。
この中で厄介なのはやはり上から殴ってくるタイプ。特に理力ガン振りの結晶槍は盾受けしてもなお厄介(大盾カット率55.0)なので、どっすんといえど避けるのが無難。しかしこれが意外と難しいんです…。基本どっすん前提だからテンポが悪いし、避けてる間に他モブからボコられたりとかもあるある。さらに魔法使いは基本近づいてこないので、動きも攻撃も遅いゾリグは終始翻弄されっぱなし。悔しいぜ…。
とにかくすばしっこい軽量装備はかなり相手が悪い。ガンガン攻めてくるタイプならまだやりやすいものの(それはそれで動きの悪さで不利になることも多いが)、遠距離攻撃持ちはかなり厄介。こっちの火力はそう高いわけでもないし…。
これを言ったら元も子もないけど大盾に一番有用なのはむしろレイピアみたいな隙の少ない小型武器なんだよな…。相手の隙にチクッと刺してすぐ大盾構える。鉄壁だろう…大型武器は隙が多すぎて盾構え直すのが遅いんだよぉ。
・ステ振り考察
素性:戦士(レベル100)
生命力 33
集中力 6
持久力 30
体力 32 (どっすん)
筋力 50
技量 10
理力 8
信仰 9
運 11
指輪:ハベルの指輪+2
戦技は叩きつけだし、そう使わないだろうと集中力は最低値。その他はおおよそ最低限の数値なので生命力と持久力でトレードして育成してみてください。
関連キャラ:
黒鉄のタルカス↓
黒鉄のタルカス
Black Iron Tarkus
・装備
右:グレートソード(重量20.0・筋28C 技10C)
左:黒鉄の大盾(重量14.5・筋32D)
防具:黒鉄一式(重量38.6)
総重量:73.1
・体力の目安(その他の指輪や松明などの重量は考慮しておりません)
軽ロリは不可
中ロリ
素:65
寵愛:60
ハベル:51
寵愛ハベル:47
どっすん
素:34
寵愛:30
ハベル:24
寵愛ハベル:21
・備考
初出は無印。センの古城の片隅に白サインを出し、どんな小心者かと思えばかなりの豪傑でありゲーム内でも設定としても無双の力量を誇る頼りになる兄貴。
センの古城の商人によれば、かの「ビッグハット」ローガンに肩を並べ称されるほどの実力者であったらしい。しかしその旅立ちはアノール・ロンドに辿り着いたところで事切れ、後に名を残すことはなかった(門番であるアイアンゴーレムに投げ飛ばされた説もあるが)。
ローガンはその後白竜と交信し結晶の力を見出したことで伝説となったが、タルカスもなにかしらの功績を残しておけば伝説の英雄として今日まで語り継がれていたかもね。もっとも、黒鉄の名は今はゾリグの恐怖と共にあるらしいが…。
装備に関してはゾリグと武器を交換しただけ。使い心地はさほど変わらない。
グレートソード:
煙の特大剣と比べてこちらは扱いやすさに勝る。向こうは振り回す攻撃が少なく攻撃範囲が直線的であるが、こちらは片手持ち・両手持ち問わず通常攻撃と強攻撃で振り回しと振り下ろしが選択できるので応用力が高い。
さらに戦技は「踏み込み」からの回転斬りなので、複数の敵をまとめて薙ぎ払える。
▲スーパーアーマーも完備しているので窮地にこそもっとも輝く戦技であろう。
しかしその見た目に反して、実際には後方への判定は薄い。全方位まとめて攻撃というよりはほぼ目の前180°に集中しているので、発動したからと言って安心せず背後にも気を付けること。
また全モーションを通して突き攻撃はないので、単純なリーチでいえば煙の特大剣に劣る。こちらは範囲攻撃に活を見出そう。
攻略:〇
基本的に煙の特大剣と同じことが言える。比べると、こちらは火力と範囲に勝り、向こうはリーチと防御に勝ると言えるだろう。
しかし扱いやすさでいえばこちらが上。攻略面では少々分がある。
対人:△
攻略の利点とは逆で、対人に関してはこちらの方が扱いづらいかも。なぜならリーチのある突き攻撃がなく、また対人の要である出の早いローリング攻撃も突きではなく振り回し攻撃であるから。煙と同じシチュエーションでいえば、逃げる敵への追撃が煙よりも難しく、当てづらい。
しかし乱戦時であれば範囲攻撃がある分有利がとれる。火力はかなり高いので、アーマーや戦技も利用し複数人まとめて撃破ということも可能である。
・ステ振り考察
素性:騎士(レベル100)
生命力 34
集中力 10
持久力 29
体力 24 (どっすん)
筋力 35
技量 32
理力 9
信仰 9
運 7
指輪:寵愛の指輪+2、ハベルの指輪+2
本当は指輪はどちらかひとつに収めたいんですが、上質ステの上体力、そして集中力にも多少振りたいのでやむをえずどちらも採用。でもその分体力はかなり抑え目にできました。
もっと火力が欲しい!という場合は持久力とのトレードもしくは指輪で補うかなどしてください。レベル100ならこんなものだろう…。
関連キャラ:
騎士狩りゾリグ↑