各属性と魔法のおさらい

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ほぼ自分用

 

 

ダークソウル3には魔力、炎、雷、闇の四属性がある(それに加えて無(物理)属性があるが今は割愛)。それぞれの属性の特性と、そしてそれを扱う魔法の特色についておさらいしてみようと思う。

しかしその前に、まず各魔法カテゴリの名称を再確認しておく。魔力に対する魔術、炎に対する呪術、雷に対する奇跡、闇に対する闇術であり、これを総称して魔法と呼ぶ。特に魔術と魔法がごっちゃになっている人が多いので、まずそこに注意。現実ではそういうのは「魔使い」よりも「魔使い」って言うしね…。

 

 

★魔力と魔術

魔力とはつまりソウルそのものを媒介として放出する技術である。炎や雷と違って現実的なイメージが湧きづらいものではあるが、系統としてはビームや光線と似たようなものとも言える。そういう意味では「ハリー・ポッターに代表されるファンタジー的な魔術とあまり相違ないのかもしれない。あの世界でも初歩的な魔法が「杖からなんかエネルギー的なの出す」だしね。

魔力属性を纏う攻撃をする敵は、古典的な「魔法使い」の格好をしていることが多い。それは3では伝説の魔術師ビッグハット」ローガンによる影響が色濃いからだ。彼の巨大な帽子はその実視界を遮り研究に集中するためであり、また彼の人嫌いを形としても表しているが、それにしても特徴的なその姿は彼の二つ名として、そしてその流れを汲む後世の魔術師の正装として今も受け継がれている。つまり魔術師はある意味儀礼を尊重し、戦いにおいては無意味な外見にもこだわりを見せているということだ。こういったところに戦士との大きな考え方の違いを感じさせる。

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▲大きな帽子やローブなど、「らしい」格好をしているのがほとんど。

そしてその属性を操るのが魔術であり、触媒は杖。「魔術とは論理的な学問体系であり」とあるように、魔術は基本的に勉学により習得されるものであり、そのための学校や組織もある。

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つまり四つの魔法の中でもっともポピュラーであり、組織としての幅を利かせているのが魔術なのである。

 

・ヴィンハイムの竜の学院

もっとも高名な魔術の国と、その代表的な学校。魔術を学ぶ者の多くはこの学校に通い、理解を深める。

多くの魔術は学校で習うものであり、独自に発展されるものは稀。またその道筋はまず知り、解読し、理解し初めて習得できたと言える。現実でいえば数学的な思考回路に沿っているものだろう。「1個あるりんごにもう1個足したらりんごは2個に増える…つまり1+1=2!理解したぞソウルの矢発射!」みたいな。つまりは頭のいい人ほど向いている魔法なのである。

しかし竜の学院では、魔術の特色を悪用した裏の顔も存在している。魔術は炎や雷のように熱やにおい、輝きを放つこともなく、また腕が立つ者ならば矢のようにピンポイントに狙撃することもできる。さらに音を消す・立てる魔術も存在し、まさしくこれ以上ない暗殺向きの魔法である。

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魔術とは内にあるソウルと結びつく魔法であり、ソウルを放出し攻撃する以外にも鎮静化させ、気配を消すといった使い方もまた魔術の範疇なのである。際立って「破壊」を目的とする魔術は存在しないが、その実自衛よりも攻撃的な魔術が多く、もっとも危険な魔法であるとも言えるかもしれない。 

そして、その暗殺者の代表がオーベックだ。彼は竜の学院の隠密として暗殺者に身を染めるが、学院からの待遇と彼の性分として殺しは本心ではなかったようだ。さらに彼の発言の諸所から、竜の学院もまともな学校施設ではなかったことを臭わせる。そして彼は不死となり、学院から追放されてしまう。

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▲最終的には亡者となり、本の山の傍らで果てている。本懐は達成できたのだろうか…。

しかし学院の思想はむしろ魔術師としての本分である。学び舎として勉学に励み、裏には暗殺業があり、不死を追放し外聞を尊重する。ある意味では正しい魔術師像だ。魔術師の中ではオーベックこそが異端であり、だからこそ周囲から疎まれていたのだろう。

 

・黄金の魔術の国ウーラシール

対人的な用法が多い魔術の中で、異質な発展を遂げたウーラシールの魔術。それは光を操る魔術であり、そこに「敵」という概念は最初から存在していない。

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竜の学院ではついに成しえなかった魔術であったというが、おそらくは彼らの魔術に対する心構えの相違によるものだろう。実戦的な、効率を求める学院に対し、ウーラシールの魔術はあまりにも遠回りすぎる。おそらく彼らが光の魔術を手に入れようとしたのも、所詮は殺人につなげるためのものでしかなかったのだろう、それでは魔術の「理解」の段階を踏むことはできない。オーベックが解読できたのも、その魔術から感じられる願い寂しさに共鳴できたからではないだろうか。

 

 

★炎と呪術

炎属性は自然現象としての炎と同様の性質を持っている。だから水には弱いし、人や獣など脂や毛のあるものをよく燃やす。

しかしこの世界において一概に炎といっても様々で、自然的な炎、混沌の炎、罪の炎、そして篝火の炎は厳密に言えばすべて別物である。性質は同じだが、それぞれ作用が違う

呪術は自然との共生を前提に組み立てられた魔法であり、そこから発する炎は自然的な炎であると言える。放出の仕方や軌道に差異があっても、出される炎は一般的な炎でしかなく、特別な作用があるわけではない。

混沌の炎は古い呪術の祖、混沌の娘たちの溶岩の業であり、その炎は岩をも溶かす。これらの炎の中ではもっとも攻撃的で、またすべての炎の原点でもある。その分この炎の秘匿に触れられるものは少なく、また扱いも難しい。

罪の炎巨人ヨームの故郷、罪の都を滅ぼした炎であり、それは人だけを焼く。

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また罪の炎は消えぬ炎であり、法王サリヴァーンはこの炎に野心を抱いたという。その配下である火の魔女もこの炎に心奪われており、魔術師であった二人さえも魅了する何かがあることは間違いない。さらに深淵に近い性質をも含まれており、サリヴァーンはエルドリッチの深海の時代との繋がりを察してこの炎とのつながりを持ったのかもしれない。

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▲本来は魔術の触媒である火刑の芒に罪の火を灯し、炎で攻撃してくる。

 あんたらちょっと手加減って言葉を覚えないか!?

篝火の炎はそもそも呪術の炎とは勝手が違い、これらともまた違う神秘の火である。篝火に見えられること自体が僥倖であり、しかしいまだ謎の多いものでもある。

 

また、炎としての性質以外にも肉体を内部から活性化させる技術も呪術の範疇になる。「内なる大力」「激しい発汗」はその最も足るものだろう。「浄火」もその応用で、攻撃として相手の内に火を活性化させた応用と言える。このような呪術は呪術王ザラマンの一番弟子カルミナから始まったものであり、彼のように火をただの熱としてではなく様々な観点から見ることで火の新たな一面を見出し、新たな呪術として昇華させることが出来る

さらに呪術を自然ありきに考えるという点で、生命さえも自然の一部と考えている呪術師はそれさえも呪術の一端として扱う一面がある。「魅了」は生命が火に惹かれることを利用した呪術であり、「毒の霧」「岩吐き」もまた自身を自然に溶け込ませるところから始まる技術と言えるだろう。

 

呪術師の原点は炎への憧憬であるといい、また火への恐れを忘れてはならないという。それは最初の火を見出した混沌の魔女たちが逆にその火に飲まれたことを省みてのことであり、現在ある呪術師たちも全てそれを教訓として火を扱っているのだ。炎への恐れを抱くことはむしろ呪術師としての成長であり、それを知らない者、忘れた者こそが魔女たちと同じ末路を辿るのだろう。

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また、呪術とは学んだり覚えたりするというよりは修行によって身に着けるものであり、むしろ呪術書から学ぶ主人公は呪術師としては異端である。さらにその修行も呪術師との師弟関係を築いてから行うものであり、独自に修行・開発する者は極めて稀。それでも名も知らぬ呪術師から発案される呪術も多数あり、ある意味では自由な、アイデア次第でいくらでも開発できる魔法であるとも言える。カルミナの炎の新しい見方というのも、世が世なら特許出願できるレベル。

 

・大沼

大沼は有名な呪術師たちの故郷として名高く、コルニクスククールの故郷でもある。沼に囲まれている環境の影響もあってか、自然との結びつきを強く尊重する一面があり、彼らの衣服や居住スペースには動物の羽毛や骨が散りばめられている。

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▲だからって師匠…鳥の死骸を持ち込むのはどうかと思うよ…。

また、彼らの言動を見ていると昔からの慣習を大事にしているように思える。師弟関係というのも、自然の物を身に着けるというのも、女性でないとクラーナの呪術を教えられないというのも、一見すると無駄で邪魔なもののように見える。しかし古いしきたりに従うことこそが彼らにとっての呪術師であり、誇りなのだろう。だからこそ大沼は今でも呪術のメッカとして存在していられるし、火に飲まれることなく発展を続けられてきたのだ。

 

・砂の国カーサス

大沼とは様を変え、だがしかし砂に囲まれているという点では大沼と同じく自然の中にあると言えるだろう。

彼らの呪術は大沼のものと趣向が異なり、戦場に出向くための攻撃的なものとなっている。カーサスは炎よりも自己強化としての呪術を好み、その卓越した剣技と絡め他の国々を圧倒していたようだ。

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しかしカーサスの首領、ウォルニールは諸王を圧し覇王となるも、その後深淵に堕ち、その部下の呪術師たちもまた地下墓の墓守となった。これはもしかしたら、勝利を重んじるあまり炎への憧憬を忘れてしまったことの報いなのではないだろうか。そうであれば、大沼の呪術師たちの無駄に思える古いしきたりも、むしろ自分の身を守るのに必要不可欠な儀式であるかもしれない。

そうして堕ちた墓守たちは暗い呪術を見出し、それはやがて闇術へとつながっていく。

 

 

★雷と奇跡

雷は現実的なビリビリとする電気の力であり、それは金属鎧に対して大きく効果を発揮する。しかしことダークソウルの世界においては、その原点は神の力、そして太陽の力であり、そしてそれは神々の敵、竜に対する力でもある。

だから雷を纏う攻撃をする者の多くは神族であり、そしてそれは信仰心から来るものである。

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▲こいつが吐き出す雷も、サリヴァーンへの信心から発生したものだろう。…たぶん

その属性を扱う奇跡だが、厳密には奇跡がすべて雷に関連しているわけではない。「神の怒り」や「天使の光柱」は見た目にもビリビリしていないし、実際に物理属性である。

それはなぜかというと、奇跡の習得方法にその答えがある。勉強して理解する魔術修行して鍛える呪術ともまた違い、奇跡は物語を読み、学ぶことから始まるからだ。そしてその物語は神々の記録や竜狩り譚にまつわるものが多く、結果雷を扱う奇跡が多いというだけである。

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奇跡を扱うのに信仰の値が必要とされるのも、物語を読むだけではなく、深く知り、また感情移入できなければ理解したとは言えないだろう。喜びも、怒りも、悲しみもその物語に同調し、豊かに情緒を受け入れるだけの精神力が要求される。それだけに奇跡を扱う者はみな真摯で敬虔な聖職者に限られ、邪な心の介在は断じて許されないのである。

…もっとも、おかっぱ頭のおっさんなど例外は存在するが。

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それでも奇跡を扱える以上その物語に対しては真面目な気持ちで読解できたのだろうし、この場合は彼の心そのものが歪んでいるとしか説明できない。むしろダークソウルにおいては聖職者は一点の曇りもない聖人か、ドス黒い悪人かの二択しかいない。それでも二者の共通点は、世間的な賛否はともかく、それがあるべき姿として信じる神の存在を心に持っていることだ。ここで言う神とは神族のことではなく信仰対象としての存在であり、正義と悪の相違も、所詮根に在る神像の違いでしかない。

 

奇跡にはこれといった拠点がなく、各地に聖書として散らばり根付いている。しかし各地の奇跡文化を見ると、信仰以外の部分で大きく違いがあるようだ。

 

ソルロンド

白教の聖地レアさまその護衛隊、そしてペトルスの故郷。この地は奇跡に対して寛容であり、信仰心の低い者にも施しを与えるという心の広さも持ち合わせている。奇跡としてはオーソドックスなものが揃っており、多くは神への信仰を糧に発動するものである。

また白教では盲人の信仰者を貴ぶ習わしがあり、弱い者の味方という一面もあったようだ。

 

カリム

イリーナとイーゴンロートレクオズワルドの故郷。この国は奇跡に対する姿勢が独特で、カリムの騎士は大司教モーンの生き方に倣い、生涯一人の聖女に仕え生きるという。したがってカリムでは聖女と騎士は一対であり、生涯を共にする運命にある。

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▲無垢なフリして罪な女よ…イーゴンさんもかなりのツンデレだからな。

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▲笑ってる場合じゃないよ。

しかしイリーナが火守女になった途端にイーゴンは死亡し、イリーナも夢を叶えたとはいえ廃人のようになってしまっている。もしカリムでは火守女になることが聖女としての力を失うことを意味するのなら、無印でのロートレクの行動にも意味を見いだせるかもしれない。もっとも、その殺害された火守女アナスタシアはカリムではなくアストラ出身なのだが…。

 

・カタリナ

酒と謳歌の国カタリナはジーク一族の生まれ故郷。放つフォースは白教と関わりのない、この国独特の奇跡であり流儀。

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際立って奇跡が主流である国ではないが、諸国にそれぞれ独自の発展を遂げる奇跡も存在している一例として紹介。放つフォースはカタリナの気概そのものを表しており、このように独自に発展する奇跡は、その国の性格を大きく反映させるものが多い。

 

 

★闇と闇術

闇属性は2から登場した属性であり、元は魔力の範疇であった。

闇とは深淵、あるいは人間性に関わる属性であり、それは重く、また生命に惹かれる性質を持つ。

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したがって闇属性を扱う者は皆一様におぞましい過去を持っており、そこから発生する悲しみ、そして人への愛情が闇属性の根底にある。生命に惹かれるとはつまりはそういうことだ。

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▲口からゲロゲロとキモイやつだなぁ

それを扱う闇術もまた、他の魔法とは根本から勝手が違う。闇術という独立したカテゴリというよりも、各魔法の暗い部分が闇術として扱われるのである。だから当然、その利用方法は非人道的なものが多く、凶暴である。しかし皮肉にもそれこそが人間の本質であり、だからこそ禁忌として扱われているのだ。

コルニクス師匠が言うには、「おぞましい者、あるいは悲しい者のみが、これを理解するのだろう」とのこと。そしてそのおぞましい者がもう一人の師匠カルラであり、深淵の忌み子、つまりもっとも闇に近しい彼女に言わせればしかし「人の内には闇がある。そして貴公は、それを覗くだろう そして恐怖し足元を顧みるか、郷愁に胸を焦がすのか 貴公次第だ …そしてどちらも、許されるだろう」という。本来闇術は奇跡とは相容れない存在であり、だからイリーナは深みの小さな蟲に恐怖した。しかしそれとは真逆に人としての根底にある郷愁をも含んでおり、それに気づいた者だけが闇術を扱えるのだろう。純粋に敵を攻撃するための魔術と比べれば、同じ攻撃の手段としてもむしろ自分を受け入れてほしいという羨望の情から発生する魔法と言えるだろう。ある意味構ってちゃんの極みとも言える魔法である。

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▲カルラ師匠も、クール装ってるけど心の底では「もっと私を愛して!」なんて思ってるよ絶対。

 

・カーサスの地下墓

ウォルニールが深淵に堕ちて後呪術師が見出いだした暗い呪術。それは呪術の炎に深淵の人間性を絡めたものであり、攻撃的なカーサスの国は堕ちてなお人間性の力に目をつけ、それさえも呪術の糧として結びつけることに成功した。

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しかしやはりこれも根底にあるものは人への羨望であり、墓守となった彼らでもまだ人への執着は残っているということだろう。

 

・ロンドールの黒教会

亡者の国ロンドール。その黒教会に仕えるヨエルユリアの故郷。黒教会の闇の奇跡は冒涜的であり、故に強力である。

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黒教会の者たちは自らの目的(火の簒奪)のためには手段を選ばず、またそれ以外はどうでもいいというほどの強い執着心を持っている。特に奇跡はその国の性格や感情を色濃く反映するので、ロンドールの目的はともかくその精神はやはりまともではなく、したがって闇に通じるということなのだろう。

 

・深みの聖堂

聖堂の闇術は深み、つまり深淵に触れた術である。正確には両者の目指すところには違いがあるが、どちらにせよ人の奥深くに根差すものであることには違いない。

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聖堂の闇術は一概に悪というわけではなく、それは闇の「生命に惹かれる」という性格をもっとも反映していると言える。これは私の予想でしかないが、深み、あるいは深海の時代というのは人間性に惹かれた闇の意志たちの居所なのではないだろうか。闇術に共通する人への羨望というのは、想いを感じるだけでその終着点はどこにもなかった。そこに意味を見出そうとしたのがエルドリッチであり、むしろ闇とは、深みとはもっとも優しい処なのではないだろうか。

 

こうしてみると、闇術にカウントされるものは、目的が自らの防衛や敵への攻撃であっても、手段としてまともでない方法を取るものが多い。奇跡が正義の物語であるなら、闇術は悪の教典といった立場だろうか。

 

 

★まとめ

四つの属性と魔法も、細かく見てみれば全く違う原点を持っていることが分かる。その習得方法も、魔術が数学的思考から来るものならば、呪術は修行して覚える体育、奇跡は物語を読んで覚える国語、闇術は根本が人から来る感情に在る道徳、といったところか。こじつけではあるが、あながち間違ってもいないだろう。

しかし結局どれも一朝一夕で覚えられるものではなく、ゲームの都合上主人公はポンポンと覚えてしまうが、実際にはそれぞれの師とともに一晩中語り合っているのだろう。…それはそれでなかなか羨ましいものでもある。

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▲オラもカルラ師匠のくっさい臭い一晩中嗅ぎ続けでぇよぉ

 

最後におまけとして、独断と偏見による各魔法使いの性格の分析をしてみました。

魔術:論理的で話が長く、めんどくさい。思慮深い一面も持っており、他人の感情に敏感。しかしそれだけに周りに影響されやすい。A型。

呪術:おおらかな性格。飽きっぽいが凝り性で、好きなものにはとことん熱中できる。他人の目にはだらしなく映りがちだが、その実自分の信条に沿って行動しているだけで、また本人はそれに満足している。AB型。

奇跡:とにかく真面目。学級委員長タイプ。感情表現が豊かで、世話焼きで、誰とでも仲良くできる。しかしそれだけに、無駄な反感を買うことも多い。O型。

闇術:感情は極力表に出さないが、実は人一倍情緒に敏感で、涙もろい。他人と関わるのは嫌いじゃないが深くは付き合いたくはない。でもぼっち扱いされるのは腑に落ちないめんどくさいタイプ。だけど実は一番の構ってちゃん。B型。

ロールプレイの参考にしてみてはいかがでしょうか。なんないか